二重橋(皇居外苑)/令和元年、即位祝が行われた場所を見学してきました

二重橋・有楽町 庭園
横に少しずれると空いています。

一重なのに「二重橋」?いやいや、後ろの橋と重なっているから「二重橋」?

など、名前の由来に諸説入り交じる、東京都千代田区の「二重橋」に行ってきました。意外とわかりにくい「二重橋」への行き方、周辺の名所、気をつけておきたいことなどを紹介します。

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二重橋に行くときの、注意点も教えます。

二重橋とは?

二重橋は、東京メトロ半蔵門線「二重橋」駅近くにある「皇居前広場」から、正門を経て宮殿へ至る濠に架かる橋のことを言います。

橋は2つ架かっていて、手前の橋が「正門石橋」、奥の橋が「正門鉄橋」です。一般的に「二重橋」というと、この二つの橋を指しがちですが、実は間違いです。

「二重橋」なのは、奥にかかる橋だけ。昔は橋を支えるための台があって、上下二重構造となくなりました。ところが、昭和39年6月に掛け替えられたときに今の形状となり、二重の橋ではなくなったのです。

今回は、「二重橋」に行ってきました。

二重橋の注意点

最初に、注意しておくべき点を紹介します。

1.駅から遠い
2.意外と広い
3.橋は渡れない

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詳しくは、文章中で紹介します。まずは、読み進めて行きましょう。

二重橋のアクセス・地図

二重橋の最寄り駅は、千代田線の「二重橋前駅」です。

駅名の通り、出口から二重橋まではすぐそこ。「馬場先門」のすぐ前に出ます。後はまっすぐ歩くだけで、自然と二重橋付近に着きます。

有楽町線「有楽町駅」、日比谷線「日比谷駅」からも直結です。地下道を通り、千代田線と同じ出口を利用できます。

千代田線「二重橋」駅
千代田線「二重橋」駅
有楽町線「日比谷」駅

ただし、どの駅を使っても、微妙に出口まで遠いので注意。とくに日比谷線・有楽町線は降りたホームによって10分以上歩くこともあります。

駅から直結ではありますが、ホームから出口までは意外と遠いのです。案内だけ見てると近く感じますが、厳密には遠いので注意してください。

注意1

駅から遠い。

「二重橋駅」のB6出口を出ると、皇居前広場は目の前です。広い道を道なりに歩くと、前方に「二重橋」が見えてきます。

このあたりは、平日でも多くの観光客が訪れるので、迷うことはまずないでしょう。

二重橋・有楽町
二重橋・有楽町
二重橋・有楽町
二重橋・有楽町

ただし、皇居前広場はとても広いです。日陰のない道を、最短でも5分ほど歩きます。

夏場はかなり体力を消耗しますので、念のため水分を補給しながら歩くことをおすすめします。

注意2

意外と広い。

二重橋を紹介

二重橋に着きました。写真とガイドを見てみましょう。

正面から見た二重橋

二重橋正面
二重橋正面

多くの観光ガイドで紹介されているのはここからの眺め。宮殿にかかる橋を、同時に見られます。手前の橋が「正面石橋」で、奥の橋が「正面鉄橋(二重橋)」です。橋が重なる姿を見ると、2つの橋で二重橋と言いたくなる気持ちもわかるようです。

平日でも多くの観光客が訪れ、ここで写真を撮っています。正面からは人がいっぱいですが、ちょっとだけ左(西側)にずれるとなぜか空いています。

二重橋前、外国人観光客
正面は観光客がいっぱいですが…
二重橋・有楽町
横に少しずれると空いています。

ゆっくり橋を眺めるのなら、ここからがオススメです。

横から見た二重橋

横から見た二重橋

正面から眺めを楽しんだら、橋の横側に回りましょう。

ここからは「正面石橋」を間近で見られます。近くで見ると、思ったより大きくて驚きます。橋の奥には警備の方がいらっしゃって、交代で見回っています。

奥を眺めると、江戸城の櫓の一つである伏見櫓が見えます。隠れて見えませんが、その右手には、宮殿があるそうです。

江戸城の櫓の一つである伏見櫓
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残念ながら、ここから先は立入禁止です。

2つの橋は、天皇陛下が国会開会式などのため外出される際や、外国の君主、大統領などが来られる特別な場合のみ使用されます。

注意3

橋は渡れない。

ただし、新年や天皇誕生日などの一般参賀では一般の方々も渡ることができます。

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いつか渡ってみたいですね。

その他の施設も紹介

せっかくなので、二重橋周辺の他の施設も見てみましょう。

旧江戸城 外桜田門

旧江戸城 外桜田門
旧江戸城 外桜田門

二重橋から、西へ5分ほどあるくと「旧江戸城 外桜田門」があります。

一般的に「桜田門」と呼ばれていますが、正式には「外桜田門」といいます。外があれば、もちろん「内桜田門」もありますが、内桜田門は江戸城本丸の近くにあるため、入ることができない場所にあります。

「外桜田門」が造られたのは、寛永年間(1624~44)、今の門は、寛文3年(1663)に再建された門を元に、大正12年(1923)の関東大震災で破損し復元されました。

楠木正成像

楠木正成像
楠木正成像

今の今まで知りませんでしたが、東京三大銅像の一つらしいです(残り二つは上野の西郷隆盛像と、靖国神社の大村益次郎像)。

写真は顔が後ろを向いていますが、実はこれが正面。後ろに皇居があり、皇居に顔を背けるのが失礼ということで、この向きになっています。

楠木正成像が立てられたのは明治33年(1900)のこと。高村光雲(たかむらこううん)、山田鬼斎(やまだきさい)、岡崎雪聲(おかざきせっせい)などにより、10年を費やし造られました。

躍動感のある、銅像は珍しいです。

皇居前広場

ここまで何度も広いと書きましたが、どれだけ広いか写真で一挙に公開します。

皇居前広場
皇居前広場
皇居前広場
皇居前広場

いかがでしょう?とても広いことが分かっていただけましたでしょうか。

クラブツーリズムのツアーが便利

二重橋はとても広いです。

事前に調べることなく見学すると、無駄に歩いてしまいがち。最初に説明したとおりどの駅からも遠いため、二重橋に着く前に疲れてしまうかもしれません。

これを防ぐには、旅行会社のツアーに参加するのがおすすめです。

例えば、大手旅行会社クラブツーリズムですと、二重橋を含む皇居見学に、東京タワーや明治神宮とセットになったツアーが用意されることがあります。移動はすべて大型バスで、無駄に歩き回ることもありません。

電車やタクシーで移動するよりリーズナブルで、ホテルでのランチも付きます。さらには、ガイドさんの解説もついているので、分かりやすく見学することができます。

二重橋まとめ

皇居外苑案内

二重橋は、テレビや雑誌で見ることはありますが、実際に行ったことがある人は意外と少ないです。晴れた休日に、皇居前広場や江戸城跡などと合わせて見ると、心が洗われるような気持ちになります。

元号が変わることで、再び注目されるかも。この機会に絶対に見学しておきましょう。

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