時期外れに、柴又七福神に行ってきました。
時期外れなので、御朱印をもらったり、七福神を参拝したりはほとんどできません。でも、すべての神社仏閣はまわるので、七福神巡りは十分に味わえます。では行ってみましょう。
どこからスタートする?
七福神巡りをするときに迷うのは「どこからスタートするのか?」です。
だいたいは、最も端っこの場所からスタートするのですが、そのどちらからスタートするのかが問題です。
今回、私が柴又七福神廻りをするときに、スタートとしたのは、題経寺(だいきょうじ)<帝釈天>の毘沙門天でした。
なぜ、題経寺からなのかというと、「もっとも時間がかかりそうだから」です。
だって、柴又帝釈天はメジャーなお寺なので境内に見どころはたくさんありますし、駅から柴又帝釈天に向かう参道は、たくさんの店があります。
名物「草だんご」に「くず餅」、そして「鰻屋さん」に「天ぷら屋さん」などが並んでいます。これらを一軒ずつ見ていくだけで、かなりの時間が必要です。
なので、朝早めに柴又帝釈天に着いて、時間の許す限り境内・参道を散策してから、七福神巡りにでるよう計画を立てました。
柴又七福神をめぐる
ということで、今回は、題経寺(柴又帝釈天)からスタートしめす。
毘沙門天:題経寺(だいきょうじ)<帝釈天>
最初は、帝釈天の題経寺です。最寄りは「柴又駅」です。
柴又駅は京成金町線の駅で、京成高砂駅―柴又駅―金町駅と3つの駅から成る、とても短い路線の駅の一つです。ほとんどの人は、京成高砂駅で金町線に乗り換え、柴又駅に来ると思います。
駅を降りると、映画「男はつらいよ」の世界が待っています。寅さんの像、マドンナさくらさんの像、参道に並ぶ商店も寅さんを意識した店ばかりです。
正直なところ、私は「男はつらいよ」を見たことはありませんが、なんとなく雰囲気は味わえました。そして参道で食べた天丼が美味しかったです。
参道の先に題経寺がありました。正面本堂に七福神の一柱「帝釈天」様が祀られているようですが、この日はお姿を拝見できませんでした(分かりませんでした)。
弁財天:眞勝院(しんしょういん)
次は「弁財天」様の眞勝院を目指しましょう。
柴又帝釈天の二天門をくぐり、境内を出たら右(北)に曲がり、さらに最初の角を左(西)に曲がります。ちょうど参道の北側を並行して歩くイメージです。
1分ほど歩くと、眞勝院の山門が見えてくるはずです。
境内には、本堂、鐘楼、五智如来像などがあります。小さなお堂がありましたが、弁天堂ではないようです。
残念ながら、弁天様のお姿を見ることはできませんでした。
宝袋尊:良観寺(りょうかんじ)
次は、布袋尊の良観寺を目指しましょう。
真勝院の山門を出て右に曲がると、京成金町線の線路が見えてきます。右(北)に曲がり、線路沿いを2分ほど歩くと踏切があります。
踏切を渡った先が良観寺の山門です。
境内には、本堂、薬師堂などがあります。最初に目に入るのは、巨大な布袋尊の像でしょう。
目測ですが高さ2メートル以上、大きなお腹が目立ちます。このお腹は時計回りに3回撫でると幸福が訪れるようです。
私も各所で七福神巡りをしていますが、これほど大きな像はめったにお目にかかれません。像の大きさでご利益が変わるわけでありませんが、嬉しいですね。
福禄寿:萬福寺(まんぷくじ)
次は、福禄寿の萬福寺を目指しましょう。
線路沿いに歩いてきた道を戻り、柴又駅も通り過ぎます。
大きな通りを左(東)に曲がり、さらに歩くと万福寺の参道が見えてくるはずです(実際にはひとつ別の路地に入る)。
境内奥には本堂があります。しかし、福禄寿のお姿は拝見できませんでした。残念です。
大黒天:宝生院(ほうしょういん)
次は、大黒天の宝生院を目指しましょう。
万福寺を出たら右(南)に進みます。路地を右や左に曲がり進むと、宝生院が見えてきます。北総線の新柴又駅の少し手前です。
境内はかなり広いです。宝生院の大黒天は出世大黒天というようですが、いわれはよく分かりませんでした。
本堂の奥の方にいらっしゃるようですが、お姿を拝見できませんでした。代わりに、いくつかの木像がありました。
恵比寿天 :医王寺(いおうじ)
次は、恵比寿天の医王寺を目指しましょう。
大黒天の宝生院を出て右(南)に曲がり、北総線の線路をくぐったら線路沿いに左(東)に歩きます。
3分ほどで医王寺の山門が見えてきます。
屋根の四隅に四天王が乗った立派な山門の奥には本堂があります。残念ながら、恵比寿天のお姿は拝見できませんでした。
寿老人:観蔵寺(かんぞうじ)
最後は、寿老人の観蔵寺を目指しましょう。
医王寺から観蔵寺までは、電車で1駅分の距離があります。なので、新柴又駅から京成高砂駅まで電車で行くことをおすすめします。電車だと3分、歩くと16分かかります。
京成高砂駅に着いたら北口から出て、左(西)に線路沿いを歩きます。観蔵寺の入り口は西向きなので、回り込むようにして入りましょう。
寿老人と書かれた石碑と石柱門がありまが、寿老人の石像などは拝見できませんでした。
柴又七福神めぐり まとめ
全体的にコンパクトにまとまった七福神めぐりでした。ただし、寿老人の観蔵寺だけは離れているので注意が必要です。
見どころは、やはり「題経寺(柴又帝釈天)」周辺でしょう。とくに参道は、たくさんのお店があるので、歩くだけでも楽しめます。