雑司ヶ谷鬼子母神堂【東京豊島】国の指定重要文化財を参拝する

雑司ヶ谷鬼子母神道拝殿

今日は、東京都豊島区の「鬼子母神(きしもじん)」に行きます。

鬼子母神は東京都豊島区にあり、開堂から350年目の節目を迎え、国の重要文化財に指定されました。

華やかな意匠で構成された拝殿はもちろん、広島地方の特徴を備えた本殿や、樹齢700年と言われる「大公孫樹(おおいちょう)」など見どころがたくさんです。

さっそく見てみましょう。

雑司ヶ谷鬼子母神地図アクセス

鬼子母神の地図です。今日はこのコースを歩きます

雑司ヶ谷鬼子母神の「鬼」は一画目の点のない文字を使います。ただしパソコン上では表記されないため、このページでは「鬼」の字を使用しています。

なぜ、鬼子母神の「鬼」に点がない?

境内の額などをよく見ると、雑司ヶ谷鬼子母神の「鬼」は、一画目の点のない文字が使われていることに気づきます。

雑司ヶ谷鬼子母神道の額

鬼子母神…ではないの??(この画像はPIXTAで販売しています)

なぜでしょうか?

かつて、鬼子母神は自分の子どもを育てるため人間の子どもをとらえる鬼として恐れられていました。

それを見かねたお釈迦様が鬼子母神の子どもを隠したところ、自分の子どもを失うという深い悲しみを知った鬼子母神は悔
いを改めて、子どもを守る神となりました。

改心した鬼子母神には角が無いので、一画目の点がない文字が使われるようになりました。

引用:雑司ヶ谷案内所

悪鬼から善鬼に変わり、鬼の角も消えたというわけです。

鬼子母神堂へのアクセス

雑司ヶ谷鬼子母神の最寄り駅は都電荒川線「鬼子母神前」駅です。

都電荒川線鬼子母神前駅

都電荒川線・鬼子母神前駅。工事中ですが利用可能です

駅を出るとすぐに「鬼子母神」に続く参道が見えてきます。

鬼子母神参道 フリー 画像

鬼子母神参道入口(この画像はPIXTAで販売しています)

町川
参道は、たくさんの欅(ケヤキ)に覆われています。

鬼子母神参道

参道は、約100メートルのケヤキ並木が続きます。

中には、推定樹齢600年を超えるケヤキも植えられていますので、探してみてください。

また、喫茶店や雑貨屋が並んでいます。中ほどには観光案内所もあります。パンフレットはもちろん、鬼子母神堂に関係する作品の展示もされています。

参道を抜けると、左手に鬼子母神堂の入り口が見えてきます。

雑司ヶ谷鬼子母神道

境内の外から雑司が谷鬼子母神堂(この画像はPIXTAで販売しています)

町川
ここからでも厳かな雰囲気が伝わってくるようです。

鬼子母神堂を参拝

鬼子母神の境内に入ると、正面に「拝殿」が見えてきます。

まずは、拝殿から参りましょう。

鬼子母神堂拝殿

雑司ヶ谷鬼子母神道拝殿

少し離れたところから(この画像はPIXTAで販売しています)

雑司ヶ谷鬼子母神道拝殿

徐々に近寄ります

見ての通り、めちゃくちゃ立派な装飾です!

雑司ヶ谷鬼子母神堂拝殿

華やかな装飾が目立ちます(この画像はPIXTAで販売しています)

それもそのはず。鬼子母神堂の拝殿が建てられたのは江戸中期。当時の主流であった華やかな意匠で建てられています。

華やかな装飾は、細部に渡っていますので、ゆっくり観察してください。

対象的に、軒を支える組物の形は簡素です。

雑司ヶ谷鬼子母神道拝殿 装飾

簡素な部分も残されれています

これは寛文8年(1668)に、建築制限令が出されたことが要因。建築制限令に合わせて、簡素なものにしたようです。

町川
建築制限令が出されなければ、もっと華やかになっていたかもしれませんね。
雑司ヶ谷鬼子母神本堂拝殿内部

本殿内部は黒漆喰の壁に金箔押しの天井など、大名家による建築にふさわしい造りになっています

鬼子母神堂本殿

次に本殿を見てみましょう。

本殿、拝殿とは、違った趣で構成されています。

雑司ヶ谷鬼子母神堂本殿

鬼子母神堂本殿

これは、鬼子母神堂の本殿は、広島地方の匠により建築されたことが理由。

拝殿とは違い、広島地域の寺社と似た装飾が施されているのです。

町川
同じ本堂でも、装飾に違いがあるのがおもしろいですね。

鬼子母神境内を散策

せっかくなので、本堂以外の場所も見ていきましょう。

鬼子母神 大イチョウ

境内に入ってすぐ左手に、ひときわ大きなイチョウがあります。

鬼子母神大イチョウ

高さ約33メートル、幹周約11メートルです(この画像はPIXTAで販売しています)

この大イチョウは、東京都の天然記念物に指定されており、案内板によると、東京都内では麻布の善福寺に次ぐ大きさです。

応永年間(1394~1428)に植えられため、樹齢は約600年!

触れると子どもを授かることから「子授けイチョウ」と呼ばれています。参拝者の中には、幹に抱きついてご利益を授かる人もいるようです。

武芳稲荷神社

武芳稲荷神社

武芳稲荷神社(この画像はPIXTAで販売しています)

大イチョウを囲むように、赤い鳥居が並べられており、その一角に小さなな神社があります。

これは、武芳稲荷神社といい、倉稲魂命(うけみたまのみこと)を祀る古社武芳稲荷です。

一見すると、鬼子母神の境内にある神社に思いがちですが、実はこの地にあったのは、武芳稲荷神社のほうが先。

そのため「武芳稲荷神社の境内に、鬼子母神堂がある」という言い方が正しいです。

武芳稲荷神社

伏見稲荷大社の千本鳥居のようです(この画像はPIXTAで販売しています)

妙見堂

鬼子母神堂の裏に回り込むと、小さな堂がありました。

妙見堂

鬼子母神堂の裏側にある妙見堂

これは、妙見堂と呼ばれる堂で、妙見菩薩を祀っています。

建てられた時期は不明ですが鬼子母神堂より100年ほど後だと言われているそうです。

大黒堂

鬼子母神堂の向かいあたりに、売店のような建物があります。

鬼子母神境内の大黒堂

鬼子母神境内のにある大黒堂

ここは大黒堂といい、中には七福神の一人、大黒天様が祀られています。

鬼子母神のある雑司ヶ谷では七福神巡りが有名で、 その一つがこの大黒堂。

鬼子母神境内の大黒天様

大黒天様が祀られています

町川
鬼子母神の周囲には、恵比寿様や毘沙門天といった七福神が祀られているので探してみてください。

大黒堂では、美味しいお団子を食べられます。

鬼子母神・だんご

お茶付き 2本セット 540円

曜日・時間限定ですが、ぜひご賞味ください。

鬼子母神像

本堂の上手側には鬼子母神像があります。

鬼子母神像

野ざらしながら、微笑みを浮かべています。(この画像はPIXTAで販売しています)

雑司が谷の鬼子母神像は、鬼形ではなく、羽衣・櫻洛を身につけ、菩薩形の美しいお姿をしています。

清土鬼子母神

鬼子母神ご尊像は、永禄4年(1561)に清土鬼子母神(文京区目白)の辺りから掘り出されました。

文京区目白の清土鬼子母神

鬼子母神ご尊像が掘り出された、清土鬼子母神

掘り出されたご尊像は、星の井(清土鬼子母神の境内にある三角井戸)で清められ、東陽坊(後に法明寺に合併)という寺に納められました。

清土鬼子母神の星の井(三角井戸)

星の井、ここで鬼子母神ご尊像は清められました

天正6年(1548)には、村人の手で草堂が建てられ、寛永2年(1625)に社殿が造営されたと伝わっています。

鬼子母神のみみずく

住所が池袋だけに、ふくろうを模した石像がたくさんあります。

鬼子母神像のみみずく

台座にはみみずくと書かれています(この画像はPIXTAで販売しています)

鬼子母神のみみずく 鬼子母神鐘が鳴ったらみみずくがみんなの過程に幸せ運ぶ

町川
幸せ、運んでほしいですね。

鬼子母神を参拝した後は池袋へ

以上、東京都豊島区にある、雑司ヶ谷鬼子母神を参拝しました。だいたい60分くらいで見て回れたのではないでしょうか。

参拝した後は、そのまま鬼子母神駅に戻ってもいいでですが、せっかくなら池袋周辺まで歩いてみるのがおすすめです。

妙見堂の正面にある出口から外に出て、真っ直ぐ歩くと大きな目白通りに出てきます。

後は右に曲がって10分くらい行くと池袋駅周辺に着きます。

買い物でもして一日を満喫してください。

 

江戸時代後期から続く駄菓子屋

鬼子母神の境内には、日本で最古の駄菓子屋さんがあります。

日本最古の駄菓子屋、上川口屋

創業はなんと1781年!

今も元気に営業中。鬼子母神に参拝したときは、お立ち寄りください。

町川
創業から236年以上なんて、凄すぎます。

雑司ヶ谷鬼子母神データ

雑司ヶ谷の御会式大祭

毎年10月16日から18日は、鬼子母神周辺で御会式大祭が行われます。

雑司ヶ谷御会式

地元講社による万灯練り供養

この期間は、鬼子母神境内に多くの屋台が出店され、賑やかに供養が行われます。

雑司ヶ谷御会式

鬼子母神境内も賑やかになります

町川
万灯練り供養は平成27年に豊島区の無形民俗文化財に指定されました。

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ABOUTこの記事をかいた人

町川綾乃

短時間で楽しめる観光名所を探すのが好き。街歩きが大好きです。地元の情報絶賛収集中。休みの日は東京都内で公園・名所・観光地を旅します。タバコ嫌い・嫌煙家!おもしろい場所があれば、どこへで出かけます。普段はカフェで寛いでいます。 Instagram、やっています。